M2 Kaleido

ジャニヲタあるふぁがmixi、はてなダイアリー、interviewsなどで書いてきた2001~2013の記事をまとめた倉庫。現在は『MK LIfe』をものっすごく思い出した頃に書いてます。

NEWS LIVE TOUR 2012 8/14@秩父宮 レポではないな。感想文。

やっと、やっと、やーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと\(^O^)/
行ってきましたよ!NEWSのコンサート
長かったです。前回のライブから約2年、2人の脱退が発表されてざっくり10ヶ月、ようやく4人揃ったカウコンを見てから早8ヶ月。
いやあ、待った。待ったよ。
今回の2人の脱退をSMAPでたとえるなら、「ツートップが脱退して残り3人で頑張るって言ってるようなもん」というのをツイッターで見ました。ついでにTOKIOでたとえると、「長瀬と松岡と国分と山口が脱退したようなもん」というのも見かけましたが……それはただの城島茂だ。

何か、やっと安心したかなあ。憑き物が落ちたみたいな。
やっぱりね、不安だとテゴマスコン行っても5%くらい楽しめてない自分がいるんだよね。
(まあ、横アリであたしが見に行った回にシゲが見に来てたってのは、何かの怨念が引き寄せたんだと勝手に思うことにしています)
エイトもね、やっぱり亮ちゃん見るのちょっとしんどかったんですよ(見たけど)。
やまぴーはねえ……あの、ほんとにあの人どこに向かって、いや向かわされてるんだろうと思うけど。
興味の有無はともかく、変な引っかかりはずいぶん減るのかなあと。
内くん見る時みたいに普通に見られるようになるかなあ、とね。

結局ね、4人がしっかりしてさえいてくれればどうとでもなるんじゃないかと思います。
そのことを奴らが自分で証明して見せてくれたからね。

そしてどこに埋もれていたんだか、今まで「声はすれども姿は見えな」かったNEWSのファンが、どこからともなくわらわらと秩父宮に集結する様、すごかったですよ……!もうね、グッズが買えない(笑)人大杉(笑)「NEWSを待ってた」っていうのは嘘じゃないんだよ!数だけがすべてじゃないですが、数の力はやっぱり大きいんですよ(byトキヲタ)。まして2枚看板が抜けたときにどれだけの売り上げ、どれだけの集客力が、みんなよく解ってなかったよね。
違うよ、解ってないんじゃないんだよ、なめてたんだよ!
なめてんじゃねーよ!うはははは ←誰に勝ち誇りたいんだろう
(いや、普通に考えたらテゴマスで横アリ5公演できるんだからそのくらいは動員あるだろと思ったけどねえ)


昨日実際目にしてみてとにかくびっくりしたことは、実はシゲの成長っぷりでした。
あれ、この子こんなに歌える子だっけ?
こんなに踊れる子だっけ?
こんなに全面的に笑顔振りまける子だったっけ?


NEWSコンに入るようになったのは2007年の冬コンからで、しかも最初は小山ファンだったので全くシゲの記憶無し(笑)ただシゲの書く文章やMCでの気の毒な役回りは好きだったりだけど、ソロとコヤシゲとくらいしか記憶がない。その後だんだんとテレビやら何やらを経てシゲに注目していくわけなんですが、コンサートでの彼にあんまり印象残ってないです。それはたぶんたまたま具合が悪いときに当たったり席の問題もあるんでしょうが、一番のネックは「自信のなさから来る思い切りの悪さ」だったのかなーと。
まず、声が小さかった。まあキーが合わないってのもあったんでしょうが、「ボイトレとかすればいいのになー」と思ってました。だって練習したら絶対上手くなるのに!……あ、中居さんはダメだったけど(ボイトレしてお医者さんを薦められた気の毒な人です…)。
踊りはねえ、得意不得意もろに出るし、運動神経由来だし、歩く姿なんかもあんまり治らないので(まぼとかさあ、歩いてもくねくね、踊ってもくねくね、腰を押さえたら上体揺れるし)難しいところなんですが、何かもう必死さとあきらめが顔に出ていつも眉間にしわが寄ってたよね。
もちろんずーーーーっとそうな訳じゃないんだろうけど、そういう印象が強かったんですよ。
どんなに顔かたちが綺麗になっても。


さて今回ですよ。
NEWSの曲は新曲2つ以外は6人用に歌割をしてあるわけで、難しい所はテゴマスに歌わしとけばいいにしても(これもすごいことだけどね。亮ちゃんとか歌上手い人なのに、そのパートを難なく歌えるメンバーが2人もいるわけだから)それ以外はコヤシゲのパートを増やしていかないともう何のためのNEWSだか訳解んないですからね(笑)はっきりいってコヤシゲ頑張らないとテゴマスとの差が激しくてまとまりも何もない歌になっちゃう。底上げしてかないとどうにもならない。
といいつつ、小山については意外と心配してなかったんですよ。あいつああ見えてソツないですからねえ。歌の声質はまっすーと結構似てるので、たぶんNEWSの歌は歌いやすいはずです。前回のライブくらいから「あれ、小山声出るようになってる!」と思ってたので、なんとかなんべえと思ってたんですよね。
あとはシゲだったんですけど。

声、出てるじゃーーーーーーーーーん!

踊り、すげー上手いとは言い切れないけど、しっかり踊れてるじゃーーーーーーーーん!
すげー勢いでフライングでぐるぐる回ってたし(笑)

そして何より、もう最初っから最後までの溢れんばかりの笑顔!
もちろん締めるべき曲は締めてるんですけど、とにかく嬉しくてたまらないってのが全身から溢れてた。くしゃくしゃに笑ってたもん。
最近自分で気づいたことがあって、あたし濃い顔の人が表情崩れるくらい笑ってるのに弱いのね。それで小山→シゲ、ニノ→マツジュンと好みが移ったといったら「ああ、なるほど」と同意が得られました(笑)

この子、こんなに成長できるんじゃないか!


この成長が、2人の脱退とNEWS消滅の危機、という時期を通したから生まれたものなんだとすれば、残酷かもしれないけどそれが4人にならざるを得なかった理由のひとつなのかもしれないです。
にしてもびっくりしたよね!
ヒルの子が突然白鳥になったみたいな驚きでした。
問題はこれがあの特殊な環境(復活一発目)だからこそなのか、ツアー通してどこまで貫いていけるものなのか、それにかかっていると思います。もちろんもう前のシゲではない、と思うけど、まあ秩父宮マジックは確実にあるよね。火事場の馬鹿力的要素もなくはないでしょう。あたしはそれを見極めるために福岡に行ってきます。


最後の挨拶。
泣きながら「もう自分のラストライブは終わってしまったんじゃないかって」と言っていました。
あたしもそう思った時期がありました。
(それはむしろ脱退発表直前の話ですが。すごい勢いで解散ツイート流れてたし)
光GENJIが解散したとき、まだアツヒロって22歳だったんですよ!SMAPTOKIOという個人的な2大巨頭が三十路アイドルの道を開拓し、また今四十路の道を開こうとしているわけですが、それまでのアイドルの寿命は20代前半で普通に終わるようなものだったですし。
万が一本当にそうなってしまっていたら、あのシゲの歌もダンスもキラキラしたアイドルスマイルも見られなかったんだなあ、と思うと……いやー、怖い。恐ろしい。もったいなさ過ぎるわ。
もちろんあのくらいのタレントはいくらでもいるっちゃいるけど、あんなドラマティックな変身を封じ込めたまま葬り去られたかもしれないと思うとね。

そしてWアンコールの冒頭で、「さて、どうする?」と小山に問われ(これは『もう1曲やろうよ』という返しをするための前振りをするに過ぎない訳なんだが)、シゲの返事が

「あのさ、抱きついていいかな?」

3 万 人 + 3 人 が ぽ か ん と し た よ ね。

「俺今さ、すっげーメンバーに甘えたいの」

何をおっしゃってるんだこの人は。
抱っこをせがんでる君、年幾つだ。25ちゃいですかそうですか。
しかもまた、やりたいならさっさとすりゃーいいのに、ためらいがあるから余計変なんだよ!(笑)
それでもまず、真っ先に受け入れてくれそうな小山の胸に飛び込むんだ!そんで、手越に駆け寄って飛びつくの。そいつアンタより小さいのに!(笑)まっすーには助走取って、すごい高さで飛び込んでいったからね!身体の小さいお嫁さんが旦那さんに飛びつくくらいの高さあったけど、アンタ確実に吉田沙保里より重いですから!

オオウ……普段感情を外に出さない男のリミッターが外れると恐ろしいぜ……。

その後のダブルアンコで客席を延々と走り回る笑顔を、ずーーーーっと上の方から双眼鏡で見てましたけどね。なんかもう「よかったねえ、ほんとにねえ」というステージママの気分で見てましたよ……。でれでれのシゲ可愛かったなー。


ほんとにね、このライブは行けてよかったライブの3本指に入りますね。
(1つはTOKIO10周年オーラス、もう一つはごろーちゃん復帰ドリスマツアーオーラス)
本来ライブやコンサートってのはあたしら観客に「ショー」を見せる物だと思うんです。もちろん相互作用で作り上げる部分はありますが、基本アーティスト側から提供される物は本来完璧な物であるべきだと思うんですよ。そういう意味で言ったら泣いちゃって歌えないっていうのはショーとしては正しくないのかもしれない。
それでも「いいライブだった」と思うのは、それは間違いなく最強極上のドキュメンタリーだからなんだと。あたしたちはその証人になれたんじゃないかなあと。
だからジャニヲタってやめられないんだね!どんなタレントたちもそれぞれのストーリーを背負っていて、それがパフォーマンスに出てくるというドキュメンタリーの連続。あたしたちはその生き証人。これはねえ、やめられないですね!