M2 Kaleido

ジャニヲタあるふぁがmixi、はてなダイアリー、interviewsなどで書いてきた2001~2013の記事をまとめた倉庫。現在は『MK LIfe』をものっすごく思い出した頃に書いてます。

Yesterday&Today

 やっと買った。TOKIOのアルバム。
 正直なところ、あるふぁはTOKIOのCDはほっとんど持ってない。レンタル&ダビング主義なので別にTOKIOに限らずほんとにほとんど持ってないんだが。アルバムでまともに定価で買ったのはPSY・SのラストアルバムとSMAPの『BIRDMAN』と、今回の『Yesterday&Today』だけ。(まあ、中古で手に入れたのはいくつかあるんだが。PSY・Sなんかもうレンタル屋に置いてないからねえ、見かけたら買っとかないとだし)


 で、とりあえず聞いたので、感想なりと。

 とりあえずまあ、あたしは好きだな。
 ……というと当たり前だと思われるかもしれないが、実はあるふぁ、基本的にポップス好きでロックは苦手なんである。だいたい普段聞いてるのはPSY・SZABADAKって人だからさあ(笑)最近は椎名林檎好きなので、まあだいぶ慣れてきてると思うのだが。
 友達にばりばりのロック好きがいて(フェンスオブディフェンスとか)CDも聞いたことあるんだけど、やっぱりあんまり興味なくて。まあでも、MOON CHILDは好きだったな。ラストのアルバム(シングル集)なんか、中古で発見したら買おうかと思ってるもん(←この辺が弱い(^^;;)
 なので、今までのアルバム聞いても、あまりアレンジがロックっぽくない方が好きで、ばりばり気合い入ってそうな曲がどうもダメだという、彼らと「ミュージシャンとしてのTOKIO」のファンの方々には蹴っ飛ばされそうなファンなんである。

 まあでも今回のは、けっこう好き。素直に「買ってよかった」と思える、それが嬉しい。


 で、あんまり「好きじゃない」って意見て読みたくないと思うので、好きだと思ったもののことだけ書く。



・『Yesterday's』

 これは好き。Mステでやったときにも好きだと思った。これ、シングルで出すべきだったと思うんだけどなあ。どうなんだろう?
 あるアーティストが曲を出し続けてるうちに、なぜかどかーんって当たる曲ってあるじゃない?別にファン層が変わったわけでも、いきなり知名度が上がったわけでもないのに。一番身近なところではSMAP
夜空ノムコウ』。あと、野猿の『Be Cool!』とか。『夜空ノムコウ』について語り出すときりがないのでやめとくけど、この2曲は「彼ら以外、誰がうたってもだめな曲」だと思うのね。
 『Be Cool!』をスマスマでSMAPが歌ってたけど、それはそれでかっこいいんだけど、それでもやっぱりこれは野猿の曲でしょう。「右から左へ流れるように 安手のニュースが賑わってるよ」「偽物のあの予言者が 指を指すのさ明るい未来」……これを歌ってんのが報道関係者なんだよ要するに。しかも20代後半から30代の「群衆に紛れ」そうな男の集団。彼らが歌うからこそ歌に深みが出るんだね。歌い手の背景が歌を支えて、またその歌い手を歌が代弁するっていう、そういうものがこの2曲にはあるような気がするんだよね。
 ……話がそれたけど、この『Yesterday's』はそういうものを持った曲のような気がするんだけどな。TOKIOが演奏してますっていうんじゃなくて、TOKIOってこんなだよね、というような。

・『Feel It』

 すっごくまとまりよくない?この曲。ハードなんだけど、身体をすこんと突き抜けるっていうか、障らないっていうか。混じりけなしのかっこよさ。ファンの人には怒られるかもしれないが(っておまえはファンじゃないのか?)この曲聞いて初めて「長瀬って上手い!」と思った(笑)
 なまじ、TOKIOのシングルって昔の曲の方が売れてたりするからさ(爆)、ファン歴浅いあるふぁにとっては『Julia』とか『うわさのキッス』からいきなりとんで最近の曲になっているわけよ。昔の曲はさすがに母音の発声にクセがあって、どうもそれがアイドルバンドっぽさを醸し出していた気がするんだよね(また、長瀬ってばライブの方が上手いから。ファンじゃない人はCDバージョンばっかり聞いてるわけで)。シングルの『君を想うとき』を聞いたとき、「ああずいぶん母音の発音がきれいになったなー」とは思っていたんだけど、この曲はほんとにそれを実感した。「もっと遠くまで〜いつでも掌の中にある」の部分、静かに(でも緊張感はちゃんとある)入って、だんだん歌うにつれてシャウトっぽく変化して行くんだけど、それがもう!かっこいいぞ長瀬智也
 あとは兄ぃのラップ。いやかっこいい。もちろん歌は上手いんだけど、あんまりロックボーカル向きの声質じゃないじゃない、柔らかくてあんまりアクがなくて。それをこう使うとこんなにもかっこよくなるのか。太一のボーカルも好きだけど、言われてみないと太一だと気づかない(笑)。でも好き。

『Heart』

 「Let's メンタッチ」って聞こえそう。いい曲なのに〜(笑)
 しかし、テレビで聞いててまさかこれが曲の出だしとは思わなかった。なんかさー、1番あって2番あって変わったメロ入ってもっかいサビ、の「変わったメロ」みたいな出だしじゃない?

『Cool So Lock』

 リーダー作詞作曲。さすがだねえ。サビの歌詞とメロはほんと、上手すぎ。あたしはミュージシャンじゃないから曲は作れないけど、歌詞に関しては「悔しい」と思った。そのくらい、いい(笑)
 このクラスの曲つくれるんなら、シングルで他の人に無理に曲依頼する必要なんかないと思うんだけどね。結局、大物が作った歌がTOKIOというグループに似合うとは限らない。だったらちゃんとTOKIOってものを知ってる人に作ってもらった方がいいような気がするんだけど。

一秒のOthello 〜君に選ばれたい〜』

 いやもう、この曲は……最初の段階で何を狙って作ったんだか分かんないから、ロックアレンジしても限度が(笑)コンサとかで企画からませるには面白いかもしらんけど。
 この歌詞と曲のしつこさ、ロックっていうよりテクノに似合うと思うんだけどどうだろう?電気グルーヴみたいなの。声ももう電子っぽくしちゃってさ。そうなるとすでにTOKIOの領域ではないんだけど……トニセンあたりにやってみてほしいものだ。

『ジャンクフードの逆襲』

 いやー、なんつうか、ズルい男の曲だねえ(笑)これもすごく兄ぃのボーカルの使い方が上手いと思った。このアルバムで長瀬以外がメインボーカルとってんのはこの曲だけだと思うんだけど(違ったらどうしよう)、長瀬の歌う曲はどれも追う男の曲なんだけど、この曲だけが逃げる男の曲なのね。「食べに行かない?」って言ったってジャンクフードなんだもんなあ。「直してよ」っていう彼女の言葉は聞いちゃいねえの。



 しかし、15 minitesのCD、当たったって声聞かないよなあ……あの太一の作った曲、めちゃめちゃ好きなんだけどなあ。誰か当たった人いたらMDにとってくれ〜。